Part 4 | TOEFLのテスト対策

たまにTOEICとTOEFLの違いについて質問を受けます。

TOEICを受験されている皆様はご存じだと思いますが、参考までに紹介します。

toeicとtoeflの違い

TOEICは、英語を母国語としない人たちの英語力を測るために作成された試験です。

  • 大学の単位認定
  • 就職活動
  • 会社内での昇格、昇進(ビジネス上のコミュニケーション能力)
  • 海外赴任

に使われます。

TOEFLは主に、アメリカの大学への入学希望者の英語力を測ることを目的に作成されています。

・海外留学、移住を希望する際の基準となる

どちらを受験すれば良いかわからず、海外の大学へ進学したいなどの明確な目的がない場合には、TOEICの受験がオススメです。


テスト概要

TOEFL iBTは”Internet Based Testing”、パソコンを使って受験するテストです。

パソコンを使った試験

「READING  読む」、「LISTENING  聞く」、「SPEAKING  話す」、「WRITING  書く」の4技能に別れたセクションで、全体の時間は4〜4.5時間で行われます。

Reading Section:60~80分
Listening Section:60~90分
Speaking Section:20分
Writing Section:50分

基本中の基本 (Basics of basic)

1. Time Management

TOEFLの制限時間内に見直しの時間を残すためにも、残り時間を意識しながらテストを受けましょう。本番前に過去問題で規定の時間で通して練習し、内容を用意する時間配分に慣れておくことがオススメです。

*Speaking  画面サンプル

Preparation Timeが終わると、画面に表示された回答時間のカウントダウンが始まります。0秒になったら、次の問題が表示されます。なお、Speaking Sectionには3種類の形式があり、形式によりPreparation Timeと回答の制限時間が異なりますので注意しましょう。

2. Slash Reading

英語と日本語では語順が違うため、いったん読んだあと後ろから前に戻って訳すと、とても時間がかかります。英語を英語のまま理解するために意味(語句・節)をかたまりとして、普段から区切って読むことにチャレンジしてみてください。

i.e. /For three brilliant summers running,/ Corey Stoll starred in Shakespearean dramas/in Central Park./He played Ulysses /in “Troilus and Cressida”/; Brutus in “Julius Caesar”;/and, just last year,/the treacherous Iago/in “Othello.”/Each time,/Mr. Stoll was so uncommonly unaffected,/so at home/inside the language,/that it made you exhale/just to watch him./You knew /you were in excellent hands./

3. Note-taking

ノートは英語を集中して聞き取ろうとした努力の証拠です。

答えを忘れないようにキーポイントを簡潔に残しましょう。

4. Essay

Intro (Hook) > Body > Conclusion (Summary)の順番で少なくとも4-5パラグラフを書くように練習します。文法チェックサイトGrammarlyなどでスペルエラー、基本的な文法とよく使う英語表現の間違いを確認して、何度か繰り返し作文に慣れます。

TOEFLのライティング問題形式はIndependent Task(独立問題)とIntegrated Task(複合問題)で構成されています。

EssayのOutlineはこちら:

Introduction

Hook
Background
結論

Body 1

Topic Sentence
説明
Example

Body 2

Topic Sentence
説明
Example

Conclusion

Summary of Topic Sentences (Body)
Restatement of 結論
Back to Intro, 自分が最も言いたいことは何か

*Writing  画面サンプル


まとめ

TOEFLは大学レベルの英語に対してどんな心・姿勢で臨機応変に対応できるかを確かめるテストです。

スコアアップはいかに冷静さを保ち、「勘」を研ぎ澄ませることが出来るかどうかにかかってきます。パニックになったら何も思い出せないし聴こえてきませんから。

自分に何が必要か、誰よりも自分が一番よくわかっていますよね。

どうしても「TOEFL○点を目指して来年まで頑張る」という気持ちをもたない限り、スコアを短期間で伸ばすことは不可能です。

皆様の目標達成のお手伝いができるように、これからも具体的な目標設定と、強いtips and strategiesを投稿しますね。お楽しみに。